東京で働くサカマタの社畜ブログ

仕事観・稼ぐこと・生活していく中で日々学んだ内容を綴っています。

仕事で自分の意見や考えをとおしたいなら数字を最大限に活用すべき

今の時代は、「成果が出ないのは努力が足りないからだ」といった根性論や精神論だけで仕事の成果が出ると思っている人は少ないと思います。しかし、結果的にそうなっている人は、たくさん見かけます。さも論理的な思考を持って仕事を進めている風を出している人は、あなたのまわりにも多いはずです。

もしかしたら、あなた自身がそうかもしれません。そんな表面的なことだけでは生産的な仕事につながるわけもなく、結果的に「営業の成績が伸びない」「問題が起きていても解決できない」「いつまで経っても作業が終わらない」という状況に追い込まれてしまいます。

 

数値化は目標達成へと導いてくれる

身近なもので数値管理が重要になるのがダイエットです。ただ闇雲に運動や食事制限をするのではなく、目標体重を定め、運動量やカロリーの数値管理をすることで、少しずつ確実な成果を出すことができます。

実話を基にしたアメリカのベストセラー作品で映画化もされた「マネー・ボール」では、2000年代初頭のメジャーリーグにおいて、金銭力がチームの強さと言われている中、ビリー・ビーンGMの率いる弱小チームが大躍進を遂げます。その起因となったのが数値化によって導きだされた的確な戦略でした。

近年、テニスやバレーボールなどのスポーツにおいても、勝つためにはデータ分析による戦略立てが、必要不可欠な要素となっています。

 

ポジティブな数値化

今や誰もが知る大企業ソフトバンクの孫正義社長は、ビジネスを推進する中で数値化をすることにこだわり、数値を最大限に活用したことで、競合他社とは比べものにならない、圧倒的スピードで成果を出し続けてきました。

「数値化というと、数字に追われているようだ」という印象を持つ方もいますが、孫社長の元社長室長を務め数々のプロジェクトを成功に導いてきた三木武信氏によれば、

数値化は 、過去を振り返って満足するためでも 、誰かを悪者にするためでもなく 、未来を作るためのものである。

と言い、ポジティブなモノとして数値をとらえ、積極的な姿勢で数値を使いこなしています。 

 

的確な判断ができる

また数値化することで、個人的な経験則からくる偏った考えによる意見や考えの影響を受けなくなります。仕事をしていれば誰しも憶えがあると思いますが「いつもこうだから、おそらく今回も同じだろう」「あの人が言っているから間違いないだろう」といった曖昧な判断を回避する事ができます。

さらに、直感で上手くいったことは結果として何故・何処が上手くいった要因かが分からず、再現性に乏しくなってしまいます。それも数値化することで、上手くいったポイントが明確になり、次の成果へと繋げることができるのです。

バイアスとも言われる偏った意見や考えからの直感は、それにより良い結果を生み出すこともありますが、どうしても主観的になりがちで、客観的な見方をおろそかにしてしまう傾向があり、課題に対して取るべき手段を誤って判断してしまうことがあります。

三木氏は「全体の八割は、二割の要素によって決まる」という「二:八の法則」から

二割の問題を解決すれば、全体の八割は解決する”という前提から“数値化したことで、「これを解決すれば効果が大きい」という二割をあぶり出すことが可能になりました。

と述べています。これにより、スピーディーかつクリティカルな課題解決に取り組むことができます。 

 

ビジネスに活用することが目的

しかし、ただ数値化するだけでは、ビジネスを推進したり、課題解決をできたりするわけではありません。数値化=データを分析することが重要になります。データサイエンスの第一人者とも言われ、多くのデータサイエンティストを育成・輩出してきた河本薫氏によれば、

データ分析の成果は 、報告書の厚みでも 、高度な分析手法でも 、データの規模でもありません 。何がわかったか 、それは意思決定にどう役立つのか 、それだけなのです 。

とし、自身も過去に同じ状況を経験した上で、

どんなにすばらしいデ ータ分析であっても 、実際のビジネスや研究に活用されなければ 、無価値です 。

と述べています。

目的=ビジネスの推進・課題の解決に繋がらなければ、膨大なデータを収集し、高度な計算式で数値を出したとしても、何の役にも立ちません。

例えば、企業のマーケティング部門などの、数値分析扱う機会が多い職種は、自己満足の分析をするのではなく、分析によって普段の業務における具体的な施策や戦略を立案し、さらには実際の行動を起こすところまでのオペレーションが大切です。 

 

まとめ

財務会計に関する数値、営業成績に関する数値の経過は分析・管理するものの、業務に関する数値は軽視している、もしくは不要なものと考えている企業が散見しています。

トップが、ほぼ全てにおいて感に頼った判断をしてしまい、何故目標が達成できないのか?何故上手くいったのか?を明確にすることなく、気づいたら何とかなっていて、やはり気持ちが大事ですね、何てことも言ったりもしています。

もちろん、全てが数値どおりにいく程、ビジネスは簡単なものではありませんが、現状の仕事において、打開策が見つからないという方は、まず数値化をし、今の状態を明確に把握することが必要かもしれません。

 

参考・引用

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術
会社を変える分析の力
マネー・ボール